あなたが読んだ本は、まず間違いなく私も読みたい。
こちらに参加してきました。
参加理由
DevLOVEさんは月曜日から3日連続でイベントですが、私が参加するのはこのイベントのみ。
きっかけとしては、11月は1ヶ月で15冊の読書にチャレンジしよう!と計画を立てたことでした。普段の1.5倍か2倍くらいなので、私にとってはまあまあハードな数字です。
出入りしている読書会でビジネス書はけっこうお薦めしてもらうのですが、ある程度出来上がったコミュニティということもあって紹介される本が相当被るんですよね……
なのでもうちょっと別の本も知りたいなあという気持ちでの参加でした。
アジャイル界隈の人ってなんかやたら本読んでるイメージあるし。
今更ながらビブリオバトルも行けばよかった。
紹介された本
並びは発表順です。
推薦図書のamazonへのリンクはDoorkeeperのイベントページにあるみたいですよ!
Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ
買おう。というか買った。
紹介内容はわかりやすいスライドに沿って進行したので、補足とかはあんまりないです。
ネットで拾ってきた目次のテキストを眺めながら、市谷さんのテンションが上がってたのが印象的でした。
学習曲線の話は読書にも応用がきくとのことで、15冊達成したら来月は新規N冊+再読M冊みたいな目標設定も面白いかなとかつらつら考えておりました。
隙あらば「ファイブフィンガー」みたいな用語が飛び出すのはさすがDevLOVEさん。
ある程度共通言語がある人で読書会やるとこういう感じになるのかと、ちょっと新鮮でした。
やらないこと戦略 最大限にクリエイティビティを上げる時間管理術
"Don't Read This Book"という挑発的な原題。
スライドで見せてもらいましたが、原書の表紙デザインが最高にかっこいい。
紹介内容としては、
- 「やることリスト」でなかなかチェックがつかないと、人間はツァイガルニク効果(続きが気になる現象)によって不協和を感じるので、「やりたいこと」のうち本当に重要な3個を残して「やらないことリスト」に入れてしまう。
3ヶ月経っても何も起きなかったタスクは本当にやらなくていい。
(チケット管理システムに「いつかやる」系のタスクがうず高く積まれているのはあるあるだと思うんですが、どうでしょう?) - ライフプランを3段階で立てる。
- 自分のハッシュタグを決める。このとき、「ではないテスト」をする。作ったハッシュタグに「ではない」をつけて、該当する人が十分に多いか確認する。
「クリエイティブ」をハッシュタグにしたいと思ったときに、「クリエイティブではない」と自称する人が半数以上になるか検討する。多分ならないので、この場合は意味が広すぎる。 - 1+1=3になるチームワークだけが「やることリスト」に入る。
- プロジェクトを選ぶためのフローチャートが付いていていい感じ。
という感じ。ちょうど「やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける」読んでたところで、割と似たようなこと言ってるなという印象も。
Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
人の心がわからないことに定評のあったリーナスを引き合いに出しつつ、チームで大事なことは何か、プロダクトにとって大切なことは何かを考える紹介でした。
「パフォーマンスは高いが攻撃的な人」をどう考えるかというのは面白いなと。チームの居心地がよければ別に良いし、その一人のためにチーム全体のパフォーマンスが損なわれるなら対策を考えないと行けない。なるほど、と思いました。
31枚目にあるような「コードが汚れるからできればやりたくないです(やるなら大規模なリファクタしたいので工数ください)」は覚えがありすぎてウッてなりました。その節は大変申し訳ないことを。
あと正直読書会できるような職場クッソ羨ましいです。
NETFLIXの最強人事戦略~自由と責任の文化を築く~
えっ人事の本?と思ったら、組織文化の本みたいです。
従業員の3分の1をリストラする必要に迫られたNETFLIXが、「最高のシリコンバレー文化」と絶賛されるに至った(らしい)文化作りの話。
時間の都合上序盤の章をかいつまんでご紹介いただきました。
「経営陣が従業員のためにできる最善のことは、同僚にハイパフォーマーを採用すること」の言葉には「ほんそれ」と思わず頷きました。卓球台や社員旅行より、優秀な人と一緒に仕事できる方が嬉しい。あ、でもコーヒー飲み放題は大歓迎です!!(個人の感想です)
また「継続的にメッセージを伝えるのが重要」という点に関して、リモートワークと組み合わせて語っていただけたのは貴重だったなと。
内容的には「モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか」とかあわせて読みたいかもしれない。自律性(オートノミー)を重視した文化にするとこうなる、というケーススタディ的にも読めそうに感じました。
チームという粒度でも活かせる話が盛りだくさんらしいので、早めに読んでみたいと思います!
感想
アジャイル界隈の人ってなんかやたら本読んでるイメージある
→実際読んでた
お二人とも多い月は20冊くらい読まれるそうです。多読!
本の選び方についても言及されていました。
amazonで気になるカテゴリの書籍を毎週チェックするやり方、もうちょっとネタ切れが近づいてきたらやってみようかな。
非常に楽しく過ごさせていただいて、あっという間の2時間でした!